
今回インタビューをさせていただいた渋谷さんは、特別支援学校や中学校の通級指導教室で7年の教員経験を積まれ、現在はフリーランスとして個人や企業のSNSの情報発信サポートのお仕事をされています。今回は、ユニバーサルマナー検定を受講したきっかけや、障害福祉分野で働かれている渋谷さんの想いを伺いました。
障害福祉の世界に入るきっかけは何だったのでしょうか?
大学時代、アルバイトを探している中で、母が特別支援学校の教師をしていた影響もあったのかもしれませんが、放課後等デイサービスの求人を見つけ、興味を持ちました。母に「面接に行ってみなよ」と勧められ、面接を受けてみると、そこにはたくさんの知的障害のある子どもたちがいて、直感的に「これ、やってみようかな」と思いました。元々学校の先生になりたかったわけではないですが、障害のある子どもたちへの支援に強く関心を抱き、それから障害者福祉の分野に深く関わることになりました。放課後等デイサービスでの経験はどうでしたか?
放課後等デイサービスでは、子どもたちの自立をサポートしながら、一人一人と向き合うことができました。学校ではカリキュラムに沿って進める必要がありますが、デイサービスでは、子どもたちが楽しくゆったり過ごせるように考えながらカリキュラムを考えていました。例えば、「この子がどうすれば自立して生活できるようになるだろう」と考え、学んだことをすぐに実践させてもらえたのがすごく楽しかったですね。その経験が私の原点になっていると思います。
障害福祉分野のご経験がある渋谷さんがユニバーサルマナー検定を受講するに至ったきっかけを教えて下さい。
特別支援学校や中学校で働いていた時は、車いすを利用する子どもや知的障害のある子どもたちと日々接する中で、「どうすれば相手にとってより良いサポートができるか」ということを常に考えていました。しかし、2024年3月に特別支援の現場を離れ、障害のある方々と関わる機会が急激に減ったことで、改めて障害福祉分野に関わりたいという気持ちが強くなりました。
その後、モヤモヤとした思いを抱えている中で、上司に「いつかユニバーサルマナー検定を受けたい」と話したところ、「今すぐ検定を申込したらどう?」と背中を押され、その場で申込みを決意しました。
実際にユニバーサルマナー検定3・2級を受講してみていかがでしたか?
障害という枠にとらわれず、幅広い視点で学べたことが良かったです。特に、高齢者の話が出てきたとき、自分の未来を考えるきっかけになりました。障害のある方々を支援する視点だけでなく、将来の自分自身をも含めた視点で考えられるようになったのが大きな収穫です。今までは特別支援学校の教師として、学校の中で起こる障害者の困り事は知っていたものの、社会に出たときの障害者の困りごとはあまり知らなかったので、社会全体で障害者とどのように関わるかを学べたことも非常に有意義でした。
受講後、実生活や仕事で何か変化はありましたか?
受講後、日常生活でも意識が変わりました。これまでも障害のある方々への配慮は意識していましたが、検定を受けてからは、より一層視野が広がったと感じています。日常生活でも、困っている方に対する声かけやサポートの方法が変わりました。例えば、駅で車いすユーザーが戸惑っている様子を見た際、反射的に動くことができました。こうした小さな行動の積み重ねが、インクルーシブな社会づくりに貢献できると信じています。
ユニバーサルマナー検定はどんな方におすすめですか?これから検定を受ける方や興味のある方にメッセージをお願いします。
全人類に受けて欲しいですね。特に、サービス業界に従事している方々には、ぜひ受けていただきたいです。
ユニバーサルマナー検定は、特別な知識がなくても気軽に始められる内容ですが、その学びの深さや実用性は非常に高いです。受講を通じて、自分自身の行動や考え方にポジティブな変化が生まれると実感しています。少しでも興味がある方は、ぜひ挑戦してみてください。
渋谷さん、ユニバーサルマナー検定をご受講いただき、ありがとうございました。