2025年4月24日、株式会社プロネクサスと共同で「ユニバーサルマナー検定(株主総会)」を実施しました。今回で3回目の開催となり、上場企業の株主総会担当者を始め、約50名の方々にオンラインでご受講いただきました。

本検定は、プロネクサスとミライロが共同開発したプログラムで、株主総会の運営に携わる方々が、障害者への「合理的配慮」を実践的に学べる内容となっています。ハード面の整備に限界がある現場でも、“誰もが参加しやすい場づくり”を実現するために必要なマインドと行動を身につけることができます。


(画像)ユニバーサルマナー検定(株主総会)の認定証のサンプル画像
「ユニバーサルマナー検定(株主総会)」の詳細


当日は、合理的配慮の基礎や、株主総会における具体的な配慮の事例を講義で学んだのち、会場設営や案内の声かけなどを想定した演習問題にも取り組んでいただきました。
また受講者の皆さまは、オンライン環境を活かし、視覚障害や聴覚障害のある方の視点を模擬的に体験することで、「気づくこと」「伝えること」の難しさにも触れることができました。


(写真)ユニバーサルマナー検定(株主総会)の講義をオンラインで実施している様子

チャットには、受講者の皆さまから数多くの気づきや感想が寄せられました:

  • 自分の固定観念にとらわれず、コミュニケーションを取ってニーズに対応する姿勢を大切にしたい
  • 必要に応じた適切な対応や対話を心がけて、障害者や高齢者も壁を感じない環境づくりを目指したい
  • 日頃から公共トイレの場所やバリアフリー経路を意識して歩くことが、さっと助けられる行動につながると気づいた
  • 押しつけず、相手の立場に立って“さりげない気づき”を大切にしていきたい


こうしたコメントからも、多くの方が「相手の立場に立つこと」や「押し付けず選択肢を提供する大切さ」について、深い気づきを得てくださった様子が伝わってきました。株主総会の運営においては、限られた時間・空間・予算の中で、どのような配慮ができるか日々模索されている企業も多くあります。本検定はそうした声をもとに、「すぐに実践できる配慮のあり方」を届けたいという思いから生まれたものです。

今後もプロネクサスの皆さんと、ディスクロージャー・IR分野におけるバリアの解消と、ダイバーシティ&インクルージョンの推進に取り組んでまいります。