2024年10月31日、ミライロ東京オフィスにて鉄道会社で働く方向けに「ユニバーサルマナー検定(鉄道)」を実施いたしました。本検定は、2023年に西武鉄道株式会社とミライロが共同で開発したカリキュラムで、鉄道事業者に特化した内容です。日々の鉄道利用シーンを想定し、障害者や高齢者の困りごとに対する具体的なサポートを学ぶことができます。

 

(写真)講師が講義を行っている様子

 

今回の検定には、首都圏を中心とした8社の大手鉄道会社の皆さんにご参加いただき、和やかな雰囲気の中で行われました。企業の垣根を越え、受講者の皆さんが笑顔で互いに学びを深める場となりました。また、ユニバーサルマナー検定では、障害のある講師が講義を行うことも特徴の一つです。今回の受講者の皆さまからも「当事者から直接学べたことで、多様な視点を身につける貴重な機会になった」というお声を頂きました。

 

(写真)車いす実技研修で講師が車いすの説明を行っている様子

 

受講後のアンケートでは、多くのご意見・感想をいただきました。

  • 鉄道事業に特化した内容で、接客にもすぐに役立つ実践的な内容でした。
  • 講義も実技も業務に直結しており、内容が分かりやすく、早速活かせると感じました。
  • これまでの社内教育内容とリンクする部分が多く、社内でも導入しやすい内容だと思いました。
  • 無意識な思い込みに気づかされ、相手の希望に沿った対応がいかに大切かを学びました。
  • 100点を目指さなくて良いとの言葉で、気持ちのハードルが下がりました。障害者に限らず、困っている方には積極的にお声がけをしていこうと思います。
  • 当事者講師の話が印象的で、日常生活にも役立つ学びを得ることができました。

 

(写真)視覚障害者実技研修で誘導のサポートを体験している様子

 

今回の検定を通じて、参加者の皆さんからは、業務においても当事者意識を持ち、実際の場面で活用できる学びが得られたという声が多く寄せられました。検定での気づきが、鉄道会社の皆さんの日々のサポートに役立つことを願っております。受講いただいた皆さん、ありがとうございました!