皆さん、こんにちは。ユニバーサルマナー検定講師の田中です。
普段は視覚障害のある当事者講師として日本全国で、検定や研修を担当しています。

さて、前回のブログでは車のドアハンドルについてお伝えしました。
※「【ドア編】車のユニバーサルデザイン」はこちら

今回は「車の鍵」をテーマにお話しします。

車を所有していらっしゃる皆さん、鍵を見てみてください。
きっとスマートキーですよね?

今はそれが主流ですが、私がまだ幼いころは鍵穴に差し込むタイプが主流でした。
これがなぜ変わっていったのでしょうか?

 

これまでの鍵

これまでの鍵でエンジンをかけるまでの、一連の動きを思い出してみてください。

①車のドアに鍵を差し込む
②鍵をひねって開錠する
③ドアを引いて開ける
④乗り込む
⑤イグニッションに鍵を差し込む
⑥鍵をひねってエンジンをかける

いつもなら意識せずに行う動作の中で、実は2回手首をひねっています(②と⑥)。

上肢障害がある方にとっては、ドアの開閉同様に不便を感じてしまいます。
そもそも小さな鍵穴に鍵を差し込むのが困難な場合もあります。

 

二段階の進化

そんな不便を解消することになったのがリモコンキーです。

赤外線や電波で車と通信することで、ボタンを押して開錠や施錠ができるようになりました。便利にはなりましたが、エンジンは従来通り鍵を差し込んで始動させる必要があります。
画像 リモコンキー

そしてスマートキーの登場です。

常に電波が発信されていて、その電波を車が受信することによって、ドアの開錠と施錠だけでなく、エンジンの始動ができるようになりました。鍵を鍵穴に差し込む必要がなくなったのです。
画像 スマートキー

技術の進化により鍵の形態が変わったことで、結果的に誰もが使いやすい形となりました。

 

おわりに

ちなみに現在では、スマートキーを持っていれば、ボタンを押さなくても車に近づくだけで開錠できる車もあります。さらに「デジタルキー」といって、鍵を持っていなくてもお持ちのスマートフォンで開錠からエンジン始動までできるように進歩しています。

前回のドアに続き、今回の鍵。
車ってどんどん進化していきますね。

まだまだ車にはユニバーサルデザインな部分があるので、皆さん引き続き探してみてくださいね!