皆さん、こんにちは!
今回からスタートするコラムは、ユニバーサルマナー検定公認キャラクターのこころとみらいがユニバーサルマナー検定講師陣と会話を楽しみつつ、障害がある方の日常生活をテーマにお届けします。読んでもらえたらうれしいです♪
こころ(左)&みらい(右)
ユニバーサルマナー講師 薄葉ゆきえ(聴覚障害、人工内耳装着者)
・みらいの歯痛
・聞こえない人の歯医者さんでの困りごと
・電話リレーサービスで楽ちん予約♪
・順番が来た!呼び出しの時は?
食欲の秋だから美味しいものを食べすぎちゃって、歯が痛くなっちゃった……。
大丈夫?病院に行ったほうがいいよ!
放っておくともっと痛くなっちゃうよ。
歯医者さん、怖い~(泣)
二人は歯医者さんにちゃんと行っているの?
こころは行ってるよ~。薄葉さんは?
私も行ってるよ!最近はオンライン検定が増えていて講師の顔が特によく見えるから、3カ月に1回のペースで定期健診と歯のクリーニングに通ってる~。
歯は大事だもんね!そういえば、聞こえにくい薄葉さんが歯科診療のときに困ることはある?
うーん、そうね。
やっぱり、聞こえない・聞こえにくいってなると、歯科医や歯科衛生士の方とのコミュニケーションで困ることが多いのかな~。
治療の説明を受けるもんね。そういう時はどうしているの?
いま通っている歯科は何年もお世話になっているから、特にお願いしなくても長年の習慣で筆談してくれる!初回診察の時には聞こえないことと、筆談など文字でのコミュニケーションが必要なことは伝えたかなあ。それと、予約フォームの備考欄にお願いしたい配慮事項を書いて、事前にお伝えした記憶があるな~。
そうか、予約時の手段も大事なんだね~。電話ができる人ばかりではないもんね。予約フォームがあれば、聴覚障害のある人もストレスを感じずに予約ができるね。
みらいのおっしゃる通り。
特に開業医の場合は電話でしか予約できないこともまだまだ多いからね(泣)
予約フォームで申し込んだ後は、どういう流れになるの?
担当者からメールが来て、申し込んだ日程で予約できるか、または、代替日時を打診する連絡がくるよ。
それなら予約もスムーズだね!
そうなの。聴覚障害のある人はそうした配慮がある歯科を選んでいるんじゃないかな。あとは、昨年の7月から電話リレーサービスがインフラ化されたので、個人で登録した電話リレーサービスを使って電話予約しているんだと思うな。
※電話リレーサービスについて、詳しくはこちら
電話リレーサービスは、聞こえない、聞こえにくい人のためにオペレーターさんが、手話や文字でコミュニケーションのサポートをしてくれるサービスだね。薄葉さんは電話リレーサービスも使ってるって言ってたよね。
そうなの。電話しか連絡手段がない病院やお店へ連絡する時はよく使ってるよ。こころもみらいも、聴覚障害のある人へ電話する時には使ってみてね!
うん、使ってみる!
当日、歯医者さんに到着した後、順番が来たらどうするの?声で名前を呼ばれるでしょ?
今、通っているところは個人が経営している歯科医院だから、順番が来たら、待合室まで歯科衛生士さんが呼びに来てくれるよ。
そっか。そういう意味では規模が大きな総合病院よりは、街のお医者さんの方が便利なのかな。
聴覚障害のある人は、ニーズに合わせて病院を使い分けているんじゃないかな。総合病院の場合は順番が来ると電光掲示板に受付番号が表示されるから、それはそれで助かっているよ。あとは、フードコートで料理ができた時に振動で教えてくれる呼び出し機があるじゃない?あれと似た機械を貸してくれる病院もあったかな!
前編はここまで!
後編は
の5本立てでお送りします!
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