2024年5月13日、花王株式会社の皆さんにユニバーサルマナー検定2級を受講いただきました。

 

写真 受講者が講義を受講している様子

 

当日は和気あいあいとした明るい雰囲気のなか、実技体験が行われました。車いす体験では、花王ミュージアム内の設備(ロッカー、ハンガー掛け、ミュージアム受付、エレベーター等)を活かし、車いすに乗車している時にそれらがどのように見え、使えるのかを、受講者の皆さんには能動的な姿勢で体験していただきました。

 

写真 車いす実技研修でスロープの上り下りについて講師が説明している様子


高齢者体験では、一部の場所がミュージアム特有の低照度照明でご高齢の方の見えづらさが際立ちました。視覚障害者体験では、ペアで行なう誘導サポートに時間が割かれ、会場の広さを活かした順路設定で行いました。一般的な通路より幅が広いが展示物を避けて歩く必要があり、それも相まって難度の高い誘導体験となりました。

 

写真 高齢者実技研修で階段を上り下りしている様子

 

それぞれの実技体験の休憩時間には、受講者の多くが講義室に戻りテキストを読み込んでいました。試験終了後には、講師に質問に来る受講者も見受けられました。

 

受講後のアンケートでは、たくさんご意見、感想をいただきました。

  • 身近に見かけた障害者や高齢者にお声がけできるところから始めたいと思った。
  • 多様な人々とコミュニケーションをとることを躊躇せずに、思い込みや押し付けなく必要な声かけができるきっかけづくりのため、社内や社外に情報を発信する重要性を改めて感じました。
  • お客さま案内や応対に活かしていきたいです。
  • どこまで配慮すべきか等、人によって違いがある事で、誤解を生まない行動をとれるようにしたい。

 

受講者の皆さんからの前向きな意見が多く、ユニバーサルマナー検定で学んだことを自分事として日々の生活や業務に活かしていただけることを期待しています。

花王株式会社の皆さん、受講いただきありがとうございました!