2018年11月24日(土)、バリアフリー地図アプリ・Bmaps(ビーマップ)を活用した街歩きボランティアイベントを開催しました。
Bmapsは、街の飲食店や施設のバリアフリー情報を誰でも投稿・閲覧できるアプリケーションです。(アプリの詳細はこちら)
今回はこのBmapsを使って、みんなで街のバリアフリー状況を収集し、高齢者や障害者など多様な方々が訪れやすい情報発信を目指します。
会場となった街は、東京・巣鴨!
高齢者に優しい街ランキング(首都圏編)では、見事1位を受賞。
おばあちゃん・おじいちゃんの原宿とも呼ばれる、賑わいの街です。
街にもバリアフリーな工夫がたくさんあって、例えば商店街のメイン通路と店舗の間には、段差を解消する緑色のスロープが設置されています。
集まったのは、障害のある当事者(気づきサポーター)と、ユニバーサルマナー検定2級取得者の皆さんです。
参加者には4つのチームにわかれていただき、街歩きをしてもらいました。
ただの街歩きではありません。
チームごとに与えられた「ミッション」をクリアし、より多くのミッションをクリアしたチームには景品が授与されます!
こちらは盲導犬・エクルスがいるチームです。「点字ブロックの動線を3つ以上見つけよう」というミッションに挑戦しています。
巣鴨と言えば、お団子や饅頭など和菓子の屋台も有名。このチームは「みんなで食べ歩きをしよう」というミッションに挑戦しました。
ご夫婦で参加してくださった視覚障害のある気づきサポーターが、オススメのお店を教えてくれました。とっても美味しくて、思わずこの表情です!
そして何よりも有名な観光名所が、とげぬき地蔵です。この煙を身体の悪いところにかぶれば治る、と言われています。
「煙をかぶろう」というミッションでしたが、車いすで近づくのはなかなか難しいことがわかりました。ユニバーサルマナー検定取得者のボランティアが、混雑の中、うまく動線を確保して近づきます。
煙をかぶることができました!
もちろん、Bmapsの活用も忘れません。こちらは、とげぬき地蔵近くの多目的トイレを調べて、Bmaps上に投稿している様子です。
本日だけで25件近いバリアフリー情報が、Bmapsに投稿されました。
楽しく街歩きをしながらバリアフリー情報を投稿したことで、移動に不安を感じている人々が「巣鴨に行ってみよう!」と思えるきっかけを創ることができました。
Bmapsのコンセプトは「誰もが安心して外出できる社会へ」です。ボランティアの皆さんと一緒に集めた情報が、明日の誰かの「行けた!」に繋がることを、心から願っています。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました!