7月27日(土)、日の丸交通株式会社にてユニバーサルマナー検定3級・2級を開催しました。
タクシー業界初の取り組みとなる今回は、富田社長と自ら手を挙げて集まったタクシードライバーの皆さま、計38名の方にご参加いただきました。
3級の講義は当協会代表の垣内がユニバーサルマナーという概念や、タクシーにまつわるエピソードと共に、障害のある方へのお声がけの方法などをお伝えしました。
3級のグループワークでは3名~5名のグループに分かれ、写真に写っている人が何に困っているのか、
どうすればより使いやすくなるのかを意見交換したり、筆談や車いすのサポート方法を考えたりしました。
日ごろから障害のあるお客様に向き合っているドライバーの皆さまは、とても熱心にワークに取り組まれ、
発表いただいたご意見も、一人一人に寄り添った素晴らしい回答の連続でした。
今回の検定には、ヨーロッパのドキュメンタリー番組と、3社の業界紙の記者の皆さまに取材に来ていただき、
タクシー業界初の取り組みとして、富田社長が熱心にワークに取り組まれる姿などを撮影いただきました。
2級の実技体験では、車いす使用者・視覚障害者・高齢者/聴覚障害者の体験とサポート方法が学べるよう、
3つのグループに分かれていただき、より実践的に学んでいただきました。
車いすユーザーの段差のサポート方法や白内障のゴーグルを使った読み書きの体験を通して、日ごろの接客を振り返っていただきました。
「ここはこうしたサポートであってますか?」と講師にご質問いただいたり、「やっぱりこれじゃ見えないよね」と
ドライバーの方同士で意見交換をしていただいたりと、非常に熱心に取り組んでいただきました。
ユニバーサルマナーに溢れたドライバーの皆さまに、高齢者や障害者、世界中から集まる観光客など、
移動に不自由や不安を感じている方々に「安心できる移動」を提供していただけること、嬉しいです。