ユニバーサルマナー検定の講師・岸田ひろ実(車いすユーザー)と原口淳(全盲)が
皆さまの素朴な疑問にお答えするオンラインイベントを開催します!

これまでに検定を受講してくださった皆さまから、「コミュニケーションが取れる場が欲しい」や
「講師(障害者)の日常生活をもっと知りたい」という要望を多くいただき、
今回の開催へといたりました。

皆さまからの質問は事前に募集させていただき、当日、講師が直接お答えします!
また、その場のチャットでも、匿名でご質問いただけます♪

<質問の例文>
・会場まで車で来てるって言ってたけど、車いすユーザーの人ってどうやって運転してるの?
・目が見えないのに、どうやってスライドを操作しているの?
・車いすっていくらぐらいするの?
・視覚障害のある人って夢を見るの?

今回、初めて開催するイベントなので、参加は無料です!
皆さま、お気軽にご参加下さいませ♪

【日時】3月2日(月)14:00~15:00
【講師】岸田ひろ実(車いすユーザー)/原口淳(全盲)
【開催形態】パソコンを使用したオンラインイベント
【詳細・申込】https://universal-manners.secure.force.com/LearningRequestEntry?id=a000I000025AtDXQA0

~講師のご紹介~

師のご

岸田が車を運転する動画は、SNSやYoutubeで話題になりました!
「車いすユーザーが、両手だけで車を運転してみた」

 

原口 淳 生まれつき視覚障害(全盲)があり、高校までは盲学校に在籍。講師として全国各地で年間200回以上の講演を行う傍ら、 地元・兵庫県のブラインドサッカーチームにも所属。

「視覚障害者の夢」について、原口が過去に書いたコラムをご紹介します!

「全盲の私が眠った時に見る、夢とは?」

講師の原口です。
今回は「夢」についてお話したいと思います。

「目の見えない人って、寝ている時に夢を見るの?」と思われる方も多いのではないでしょうか。
私は夢を見ます。
楽しい夢も、「目覚めて良かった!」と飛び起きるような怖い夢も見ます。
ただ、皆さんと少し違うところは、夢の中でも「物が見える」ということはありません。

例えば、車を運転する夢ではハンドルを握っていますが、
目の前の景色は見えておらず、普段から車に乗っている時に感じる振動や、
カーブを曲がるときの重力だけを感じています。

サッカーをする夢では、静寂が原則のブラインドサッカーではなくて、
歓声に包まれた通常のサッカーをしている夢を見ます。
しかし、ボールが見えるわけではありません。

運転をしたり、通常のサッカーをしたりするなど、
私にとっては非現実的なシーンです。現実の私にはできないことです。
見たことがなくても、やったことがなくても、これまでの体験がベースになって、
その状況を作り出してくれるのです。

中途失明をした私の知人は、夢では人の顔や景色が見えているそうです。
子どもの頃の私は「夢の中だけでも、目が見えるようになりたい」と思っていましたが、
記憶や経験にないものを夢で再現するのは難しいようです。

ちなみに去年、私が多く見た夢は、講演中に話す内容を忘れてしまうという、
なんとも背筋がゾクッとする夢でした。
今年はより多くのことを「体感」して、夢の中で経験できる幅を広げていきたいです。